母の気持ちになってみる
今日、銀行の窓口で自動車税の分割払いをしてきたんだけど、窓口の人とほんの数分、簡素な事務手続きをしただけで、何となく「あ、自分は社会から孤立化してるんだな」って思い知らされた気がした。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) June 15, 2016
たぶん、今の自分は、病院とか病気っていう環境に慣れてしまっていて、自分の背景を知らない一般の人とやり取りをしたのが久々だったからだと思う。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) June 15, 2016
私ですらちょっとしたことで社会からの孤立化を実感するんだから、母はどれだけの孤立感を味わってるんだろう、と思った。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) June 15, 2016
毎年、母が梅を漬けるのが恒例になっているのだけど、今年漬けた梅に一面のカビが生えてしまった。母が梅漬けに失敗したのは初めて。カビた梅を捨てて、漬けていた瓶を洗いながら、これが認知症なんだな、って実感している。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) July 5, 2016
いま認知症に関する本を読み漁っている。読み漁るといっても元々本を読む習慣がなかったからまだ4冊目だけど。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) July 5, 2016
でも父の時は、認知症でもがんでもなくて、まとまった情報を得られなかったから、こうして本という形でまとめて情報を得られるのはありがたい。
ちなみに私自身は、抗うつ薬が減ってバルプロ酸(抗てんかん薬)が増量になったのと、本を読んで認知症というものを自分の中に落とし込んでいることもあってか、だいぶ落ち着いて怒鳴らなくなっている。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) July 5, 2016
私が落ち着いてからは、母のひとりごとの内容も落ち着いている。
自分の部屋で探し物をしていてなかなか見つからなくて「え?あれ?絶対あるはずなのに?なんで?誰か持ってった?」っていう根拠のないことが頭に浮かんで、「あっ、もの盗られ妄想ってこういう感じなのか」って思った。それが大事な物であればあるほど。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) July 10, 2016
幸い、なのか、今のところ、なのか分からないけど、母にもの盗られ妄想は出ていなくて、母が探し物をしている時は、いつも私に「ねぇ?私のバッグ知らない?」と聞いてくるから、母の部屋の電気をつけて一緒に探し出すことがほとんど。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) July 10, 2016
ていうか、母は日が暮れても自分の部屋の電気をつけない。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) July 10, 2016
電気代を心配しているのだろうか。
無理に部屋の明かりをつけて興奮させてしまうよりは、本人が落ち着いているからイイか、と思った方が良いのかな。
私の母とほぼ同じ内容のひとりごとを言っている方がいらっしゃった。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) 2016年8月1日
私は、母のひとりごとは聞き流していて、明らかに私に話しかけてきた時だけ反応するようにしている。そして反応する時も穏やかに対応すると、母のひとりごとも穏やかになる。https://t.co/pWvA4QLoeD
私も最初は母のひとりごとが不快だったけど、本を読み漁って、考え方を切り替えることができた。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) 2016年8月1日
ひとりごとは何かしら不安や不満を抱えてる状態だから、母が抱えてる不安や不満が何なのか、ということを考え続けたら、母の気持ちが分かって、穏やかに接することができるようになった感じ。
あ、もちろん私が心療内科で処方されている薬の効果もあると思う。
— キヨ(コ) (@kiyo_sake) 2016年8月2日